2010年11月4日木曜日

木下順庵邸跡

錦小路烏丸西入る

木下順庵 1621-1699
江戸時代前期の儒学者。松永尺五に学び、一時江戸にのぼったが志を得ず京都に戻り、東山にて教育と読書の生活を送った。その後加賀の前田氏に招かれ加賀藩に仕え、京都、加賀、江戸を往来した。
長野豊山の「松陰快談」に「先生人を教ふるに各々其材に因つてこれを篤うす」とある如く、弟子の個性に即しそれぞれの長所を伸ばす教育者であった。
1682年幕府に登用され将軍綱吉(1646~1709)の侍講となった。門下生に新井白石・室鳩巣・雨森芳洲らを輩出し、彼らは木門と称された。
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