かつて弘法大師自作の愛染明王像が奉安され万民豊楽国家安穏を祈念する道場だったと伝わる。一町四方の広大な寺で伽藍が立ち並んでいた時期もあったと言うが、中世には衰退。浦島太郎の子息が竜宮から招いたという伝説を持つ薬師如来像を祀る堂だけが残った。それが亀の形をした台座に乗っていたので「亀薬師」と呼ばれるようになり親しまれた。天正年間(1537-92)に兵火にあい薬師堂は焼失するが、1807年には再建。現在に至る。
明治時代に廃仏毀釈の法難にあい、さらに第二次世界大戦中本尊紛失、戦後新たな本尊に不動明王を勧請。延命の御不動産と称されるように。その後残された戦前に写真を元に「亀薬師如来」を台座の亀とともに再現。奉納され現在に至る。
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